Forest Chimney~麦わら作家の家~

ストロースター、ヒンメリ、麦編みを製作、販売。オンライン教室では、作り方もお伝えしています。

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クリスマスツリーを素敵に飾るポイントと麦わらオーナメントを取り入れるときのコツ

こんにちは。麦わら作家のEriです。

そろそろクリスマスに向けて準備をされている方も多いのではないでしょうか?



でも、クリスマスツリーのデコレーションって、
意外と難しくありませんか?


統一感がなくなってごちゃごちゃしてしまったり…

何だか子供っぽくなってしまったり…



私もまだまだ試行錯誤の中ですが、
麦わらのオーナメントが似合うナチュラルなツリーを目指して色々試しています。

いくつか大事にしたほうがいいなと思うポイントも見つけたので、
今年の我が家のツリーと共にご紹介させていただきます。

最初に決める最も大事なこと


まず最初のポイントは、



ツリーの世界観を決めること!




(大きく出ました😅)

でも、これが最も重要なんですよね。

お店にもネットにも星の数ほどオーナメントが溢れています。

あ、これかわいい。
あ、これいいかも。

で何となく足していくと、


なんだかごちゃごちゃでよくわからない…ツリーが出来上がってしまいます。
(ツリー購入当初の私です💦)


重要なのは、どういうツリーにしたいのか!


・かわいい北欧テイストにしたい

・シックで大人っぽい感じにしたい

ナチュラルで気取らない雰囲気にしたい


などなど、ざっくりとならすぐにイメージできるのではないでしょうか?


このくらいのイメージなら、多くの人は購入の際に何となく考えているかもしれません。

でも、私はさらに具体的なイメージを持つことをお勧めします。



なぜなら、いざ買おうと思ってお店に行くと…


んー、これとこれ、合うかなあ???

この色、素敵だけど…

なんか、足りない気がするからこれも買っておいたほうがいいかな…



など、商品を目の前にして、自分のイメージが分からなくなってしまいがちなんですよね。

目から入る情報が、自分のイメージに勝ってしまいます。

そうなるともう、自分の好きなツリーはどこへやらです。


んー…なんかなぁ。 な、ツリーになってしまったら悲しいですよね。


大テーマが決まったら考える三つのこと

そこで、大テーマ(北欧、シック、ナチュラルなど)と共にさらに考えておきたいのが以下の3点です。


  1. 参考にする写真 あるいは 絵
  2. メインカラー(1~2色)
  3. オーナメントの素材


 

1. イメージを具体的な画(絵)に落とし込む

まず、参考にしたい資料を見つけましょう!

ストレートに、クリスマスツリーの画像検索をして、
自分が真似したいと思う画像を見つけるのでもいいです。

Pinterestなどで英語で探すと、ヨーロッパの素敵なツリーやオーナメントがたくさん出てきますよ❤

私は好きな絵本に出てきたイメージを参考にクリスマスツリーに反映しました。


とにかく、自分の「好き❤」を、具体的な画像(!)に変換しましょう🌟


これがとても大事なことです。
これをしておくと、オーナメントを目の前にしたときに惑わされずにすみます。



2.テーマカラーを決める

次に、カラーを絞りましょう。

使う色が多すぎると、ごちゃごちゃした印象になってしまいます。
メインは1色、または2色に絞っておくと、ツリーの世界観を表現しやすいと思います。

3.素材を絞る

最後にオーナメントの素材をある程度絞っておきましょう。

色と同じように、素材も色々ありすぎると、世界観の表現にはなりません。

好きな素材を絞って、その魅力を引き出すようなコラボレーションを考えるといいと思います。

自然素材なら自然素材同士、キラキラ系ならキラキラ系同士にしないと、お互いが引き立ちません。





私は麦わら作家なので、
麦わらのオーナメントを使う場合についてもお話しますね。

麦わらのオーナメント(ストロースター)を使うときのコツ


麦わらのオーナメントを使う場合は、
「自然素材」であることをきちんと意識しておくのが大事だと思います。


先ほども書きましたが、
キラキラ系の色つきモール や ピンクや水色のLED、
プラスチックのキラキラサンタクロース などのザ・人工的なオーナメントは、
麦わらとは合わなさそうですよね。



逆に私が合いそうだなと思うのは
以下のようなものです。

  • ガラスのオーナメント
  • ウールや布のオーナメント
  • ・木製オーナメント
  • リボン系オーナメント(シンプルなもの)
  • ドライやプリザなど天然素材


麦わらオーナメントは、
かわいい木製オーナメントとの相性もいいと思いますが、
私はシンプルにまとめたい派なので、ヨーロッパのツリーを参考に、ガラスやドライの花材を使いました。


天然素材は、天然素材同士

または、それに近い素材(人工的過ぎない)

でまとめるようにすると世界観が統一されるように思います。


まとめ

クリスマスツリーのデコレーションを成功させるには、

  • 世界観をしっかりイメージ
  • イメージを画像や絵に落とし込む
  • メインカラーを決める
  • 素材を絞る


麦わらオーナメントを使うときは、

  • 麦わら(自然素材)に合う素材を選ぶ


以上のことを意識してオーナメントを考えてみてくださいね。

そして、それらを飾るときは、LEDを初めに飾り、
オーナメントは大きいものからバランスよく配置していきましょう。
 
 

今年の我が家のツリー

最後に、我が家のツリーの現在形をご紹介します。



前回のブログにも書きましたが、
私は絵本作家エルンスト・クライドルフが好きです💕


彼の世界観と自分の麦わら作品を合わせたツリーにしました。
当ショップ名はForest Chimney(森の煙突)ですので、ナチュラルで森の中のおうちにあるようなツリーをイメージしています。

イメージ画像(クライドルフより)はこちら。


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テーマカラーは、ゴールドとレッド。(そこまで色味ないのですが)

素材は、ガラス、麦わら、ドライ花材、ミツロウキャンドル、白熱球色のLEDで、自然素材系に統一しています。

出来上がったのが、こちら。

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オーナメントボールは、プラスチックではなくガラス製です。
見た目、ほぼ分からないかもしれないんですが、私はこの壊れるかもしれない繊細さも、価値だと思っています。

目には見えないのだけど、確かに本物。っていう、何かそういう価値があると思うのです。



また、一般には意外と使われないのだけど、ツリーに合わせたら素敵だと思うのが、ドライの天然素材。
サンキライの赤い実を巻き付けています。


それをついばみに来た鳥たち。
これもガラス製です。
繊細な手仕事ですよね☺



キャンドルは、危険なので火は灯しませんが、
オーナメントとして素敵だなと思っています。

このドロップキャンドルは自作したものです。

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キャンドルは、海外のクリスマスツリーでは定番ですね。

私はアメリカの絵本作家ターシャ・テューダーも好きなのですが、
彼女のキャンドルと同じ作り方で蜜蜂の巣の基礎であるミツロウからシンプルな蝋燭を作っています。

溶かしたミツロウに芯を浸しては冷まし、浸しては冷ますを繰り返すと、段々と太いキャンドルになっていきます。

とても楽しく豊かな時間です🌟

(以前、蜜蜂を飼育していた時期があり、その頃からこの楽しい時間が毎年の恒例行事になっています。)

この作り方もブログで紹介したいと思います。



それから、麦わらオーナメント、ストロースター。
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麦わらオーナメントって、巷のお店にも売っています。
でも、中国製がほとんど。

作り方も私が今販売しているものとは違います。

具体的な違いは、複雑で繊細な形(組み方)に表れています。
もちろん、中国製でもきちんと作ってあるものもあると思いますので、よく見てよいものを購入してくださいね♪

でも、この作り方、繊細な分、割れやすいです。
ここは正直にお伝えしておきます!

それを何年も使っていくと、麦わらが飴色に変化していきます。
これもまた魅力です。



元々麦わら細工は、祈りの表現です。

もしプラスチックではなくてガラスの繊細さや美しさが好き。

きちんと意味のこもったものを飾りたい。

と思われる方は、当ショップに見に来ていただけると嬉しいです。

www.creema.jp


それでは、ツリーのデコレーションを楽しんでくださいね♪


お読みくださりありがとうございました!



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”月のスターヒンメリ” こだわりとデザインに込めた意味

 

こんにちは。麦わら作家のEriです。

今日は、月のスターヒンメリについてお話したいと思います。

色々な意味を込めて作っていますので、知っていただけたら嬉しいです♪

 

こちらが月をモチーフにしたスターヒンメリです↓

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ストロースターの「月」は、麦わらの手仕事を始めた初期の頃から作っています。

 

ストロースターをオリジナルで作り始めると、

天体に関するものを網羅したくなりました。

Star ですし、ヒンメリも「天」という意味ですしね。

 

そこで、月の形を試行錯誤の上、編み出しました。

ここでこだわったのは、太陽と反対の組み方をしたというところ。

太陽は表から見ると凸面で作っています。

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これは陰陽の「陽」を意識して。

 

反対に、月は凹面で作っています。

月は「陰」ですから、その表現としてこれは大事に守っています。

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ヒンメリにしてしまうと、本当に目立たないちょっとしたことなのですが、

元々の麦わら細工の意味と同じように、

私自身もこの手仕事をお守り、象徴、祈り…のように感じながら製作しています。

 

おのずと、美しさはもちろん、意味や願いを込めるようになります。

表面的なものが多い世の中で、麦わら細工に興味をもたれる方は、私を含め、

抽象的なものの奥にある何かを見ようとされているのではないでしょうか。

そのシンプルさに、何かしらの魅力を感じてしまうのです。

 

目に見えない何か大切なもの…

 

抽象的、幾何学的なものは、余計なものを取り除いた美しさ、真実を感じます。

 

だから、冬の静けさの中で神秘的な空間を作り出してくれるのですね。

 

さて、脱線しましたが、月の表現としてもう一つ、

吊るした星の配置をぐるり螺旋にしています。

 

螺旋というのは本当に面白いものだと私は思っています。

太陽系も銀河の星々も、回転しながら宇宙空間を旅していて、

常に螺旋(スパイラル)を描いています。

 

私は糸紡ぎもするのですが、これも羊毛にスパイラルを加えることで、

糸にしていきます。

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「紡ぐ」というのは単純で奥深い手仕事です。

 

そんなことも思いながら、

月のスターヒンメリのデザインを考える際には、

月には満ち欠けがあり変化のある天体であることを表現したいと思いました。

そこでこのスパイラルを取り入れたんです。

 

月がだんだんと細くなり、裏側に光が消えていく。

そしてまた反対側から光が現れ、だんだんと満ちていく。

そんな様子を表現しました。

 

音もなく静かにゆっくりと回る様子はそのまま、夜空に静かに浮かぶ月。

 

どなたかに気に入っていただけますように。

Creemaでも出店させていただいています。

 

www.creema.jp

 

 

それではまた!

ストロースターとヒンメリを始めたきっかけ

 

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こんにちは。麦わら作家のEriです。

今日は私が麦わらの手仕事、ストロースターとヒンメリに出会った頃のことを書きたいと思います。

まず先に出会ったのはストロースターでした。

当時、私は夫の転勤先の広島に住んでいて、そこで長男を出産、子育てをしていたんです。

それで長男が一才の誕生日を迎える頃…

初めての誕生日プレゼント!

何をあげようか色々と検索していたところ、広島の呉市に木のおもちゃのお店「メルヒェン」があることを知りました。

 

木のおもちゃ・絵本の店 メルヒェン

 

 

行ってみると、そこはシュタイナーの関連商品もたくさんあったんです。

 

「シュタイナー」、ご存じない方もいらっしゃるかもしれません。

ざっくり・・・深すぎて私にはとても説明できないのですが・・・私なりの解釈で・・・

ドイツの哲学者・思想家ルドルフ・シュタイナー(1861-1925)は、自身の哲学、宗教的な思想から社会改革、教育、芸術、建築にいたるまでとても詳細な指針を残しています。

日本では「シュタイナー教育」として少し知られているかもしれません。

幼少期のオルタナティブ教育としては、モンテッソーリ、シュタイナーがあげられることが多いです。

のちに長男もシュタイナー幼稚園に入園することになるのですが、シュタイナーについてはまた次の機会に。

 

なぜシュタイナーを出したかというと、

ストロースターの道具は、シュタイナー関連商品として出ていたんですね。

 

ドイツ南部の伝統だったストロースターは、学校の教材としても使われるくらい一般的なものだそうです。シュタイナー教育は、芸術的に(!)学びを重ねていく学校ですから、教科書をただ読んでいくような授業スタイルではありません。

ストロースターはおそらく算数や幾何学の授業で使われているのだと思いますが、詳細はまだ私も知りません。

 

とにかくこのようにメルヒェンというお店で、ストロースターキットと出会ったわけなのです。

そこからもう、すぐにこの手仕事にはまりました!

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原本はドイツ語なのですが、そこに別紙で日本語訳がついていました。

でもこれがわかりにくい・・・涙

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それでもなんとか解読して、たくさんのスターを作りましたね。

だんだんコツをつかむとオリジナルが作れるようになります。

 

そして麦わらが手元にあった私は、ネットでヒンメリにたどり着きました。

当時は今ほど流行っていなかったのですが、

youtubeフィンランドのおばあさんが作るヒンメリを見て大感激!

 

ヒンメリが音もなく回る様子は、荘厳で神聖そのものでした。

そしてそのおばあさんの作品の細かいこと!

とてもここまでたどり着けないだろうと思いながらも、

作りたくて仕方がなかったんですよ。

 

そこで購入したのは、

おおくぼともこさんの『フィンランドの伝統装飾 ヒンメリ』でした。

 

 

www.amazon.co.jp

 

入門としてとても分かりやすく、自分ひとりで始められますよ。

 

そんな感じで私の麦わら生活が始まりました。

当時は古民家に住んでいて、

コミュニティカフェを立ち上げたり、

そこで自分の作品ばかりでなく、地域の様々な作家さんに出展していただいたり、

転勤生活を満喫していました。

築120年の家は寒くても、とても素敵でした。

 

では今日はこのあたりで。

クリスマスに向けてストロースターのスワッグ

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こんにちは!麦わら作家のEriです。

 

クリスマスシーズンには色々飾るものがあってワクワクしますね。

我が家には、150センチのクリスマスツリーがあるのですが、毎年飾るのが楽しみです♪

もちろん、ストロースターをたくさん飾りつけます。

 

ナチュラルで可愛すぎないシックな雰囲気になりますよ。

今年もそろそろ(撮影も兼ねて)出そうと思っています。また記事にアップしようと思います。

 

今日は、昨日製作したクリスマススワッグについて・・・

スワッグというと、縦型、しずく型のものを思い浮かべる方が多いと思います。

けれども、ストロースターを吊るして飾りたかったので、横型のスワッグにしました。f:id:forest_chimney:20181101133923j:plain

 

初めてストロースターに触れる方から「どこに飾るの?」と聞かれることがあります。

クリスマスツリーのオーナメントとしてはもちろん、

瓶などにさした枝に飾るだけでも素敵なのですが、

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スワッグやガーランドとしてお使いいただくのも素敵だと思います。

 

今回の作品では私のほうでスターをセットしましたが、お手持ちのリースやスワッグにご自身でスターを飾り付けていただくのも楽しそうですね。

 

ストロースターのみの販売ももちろんしています。

よろしければ、Creemaを覗いてみてくださいね。

forest chimneyの販売中作品一覧 | ハンドメイド通販・販売のCreema

 

麦わら作家が伝えたいストロースターとヒンメリの魅力

はじめまして。
麦藁装飾作家として活動しているEriです。


麦藁装飾…?

って、よくわからないですよね😅


このページでは、私が製作しているヨーロッパの伝統的な装飾である
麦藁のヒンメリとストロースターがどんなものなのか、その魅力とともにご紹介したいと思います。

目次




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ヨーロッパではさまざまな麦藁装飾が作られています




ヨーロッパでは伝統的に様々な麦藁装飾が手仕事として受け継がれてきました。

主食である小麦やライ麦などの麦の藁(わら)が、
豊穣の象徴として家庭で飾られてきたんですね。

ちょうど、しめ縄やお正月飾りなどが稲わらで作られるのと同じような感覚だと思います。



なかでも私が現在主に扱っているのは、

フィンランド発祥の「ヒンメリ」と、

ドイツ発祥の「ストロースター」です。

ヒンメリのほうは、2つを組み合わせた「スターヒンメリ」という名前でオリジナルの装飾も作っています。


1、今話題の「ヒンメリ(himmeli)」

まずは、知っている人の多い「ヒンメリ」のご紹介からしたいと思います。

最近、オシャレな雑貨屋さんのウィンドウに飾られていたり、
インテリア雑誌には必ずといっていいほど写り込んでいる(笑)、ヒンメリ。

麦藁に糸を通して作った立体のモビールです。
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himmeliとは、スウェーデン語の“himmel(天)”からきていて、別名「光のモビール」とも呼ばれています。



その名の通り、この世のものとは思えない抽象性とそこからくる美しさ、荘厳さ…

より大きなものになると、本当にそこに教会が現れたかのような静けさと空気感が漂います✨

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静かに回転する様子は、無音の宇宙を表しているかのよう

2、ヒンメリは冬至の祭で飾られてきた

もともと、フィンランドでは冬至の頃の太陽神の誕生祭(ヨウルと呼ばれる)の装飾としてこのモビールを飾ったそうです。


北欧の長く暗い冬…

どんなに太陽の光を待ち望み、尊んだことでしょう。



冬至は一年で最も夜が長い日で、翌日からまた昼が長くなっていきます。
つまりフィンランドのヨウル(太陽祭)は、「暗闇の中で光が復活へと向かう」日に太陽神を祝ったのです。

そんなヨウルで、ヒンメリは天から光を下ろす器、天と地をつなぐ器として飾られました。

また、地域によっては結婚式で飾られ、式の間に回転すればするほど、その家庭は幸せになるとされていました。

素敵ですよね♪



フィンランドキリスト教が伝来すると、クリスマスとヨウルが統合されました。

ヒンメリはそのままクリスマス装飾として飾られていたのですが、
1800年代にクリスマスツリーが入ってくると姿を消していったそうです。

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しかし、1930年代に女性たちが復活を目指して活動し、
より複雑で技巧を凝らしたヒンメリが考案されたとか。

フィンランドのお婆さんの作品を見ると、本当に素晴らしく、動画から一瞬も目が離せなくなりますよ!


そんなヒンメリ、背景も奥深く、見た目の美しさはもちろん、
フィンランドの人々の想いや幸せのお守りという意味も知っていると、
さらに楽しめる装飾だと思います。



3、続いてドイツの「ストロースター」をご紹介!

麦藁は中空の茎です。(稲藁も中空ではありますが、多重構造で麦ほど強度がありません)

この茎が中空になっているというのがポイントで、
英語で麦藁をstraw(ストロー)と言いますが、昔の人は麦藁でジュースを飲んだということですよ~!

そのstraw(麦藁)で作るstar(星)ということで「ストロースター」というハンドクラフトですが、
もともとドイツ南部の伝統的な手仕事だそうで、今でも小学校でも授業に取り入れられているくらい一般的なものです。



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麦藁を専用の道具で縦に割き、円形の型で組んでいきます。それを糸で留めた平面的な星のクラフトです。

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クリスマスオーナメントとして販売しています


実は簡単な星なら小学校高学年からでも作れるんですよ!

ナチュラル好きの方には本当にお勧めします‼
親子でクリスマスオーナメントを作るのも楽しいですよ🎵



作り方の基本は簡単なので、ぜひチャレンジして頂きたいです♪
このブログでも少しずつ紹介していきますね。

追記↓こちらを参考になさってください♪
forest-chimney.hatenablog.com
forest-chimney.hatenablog.com
forest-chimney.hatenablog.com





4、二つを組み合わせた「スターヒンメリstarhimmeli」

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ヒンメリを始めたとき、私はその美しさと荘厳さに、宇宙的なものを感じました。

「天」という言葉から名前がついているのですから、そのはずですよね。

麦わら仕事は、ストロースターから始めていましたから、
どうしてもヒンメリに「星」をつけたくなってしまったんです。

私にはその方が馴染みやすかったのかもしれません。


あまりにも隙がない抽象性が、ヒンメリには感じられます。
それもまた美しくて感動するのですけど。


だから、どちらがどうというのではなくて、気分や好みで選んで頂ければいいのだと思います。

そんな感じで、私はストロースターとヒンメリの組み合わせである「スターヒンメリstarhimmeli」を作っています。
ちなみに、スターヒンメリは私の造語です😅

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太陽と月と惑星のスターヒンメリ



さて長くなりましたが、そんな大好きな麦藁の手仕事を沢山の方に楽しんでいただけるよう、これからブログをアップしていきたいと思います!

どうぞ宜しくお願いします!



 ***追記*** 2020.12.7

麦わら手しごと教室をオンラインで開講予定です。

noteというサービスを使って、ヒンメリやストロースターなどの作り方を動画でお伝えします。

全国どこにいても麦わらの手しごとが学べますし、動画を見て作っていただく形式なので、時間を気にすることなく気軽に始められます。

教室のサークルもnote上で設置予定です。生徒さん同士での交流や、作り方の質問なども受けつける予定です。


ご興味のある方は、私のnoteをフォローしてください(^^)

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