小さなヒンメリとリトアニアの麦藁装飾ソダス
久々の更新になってしまいました💦
今日で2018年も最後!
今年はcreemaへの出店でたくさんの方に作品をご覧いただき、
心温まるお取引をさせていただき、ありがとうございました。
来年も私が出来ることをコツコツと続けていきたいと思いますので、
どうぞ宜しくお願い致します✨
今日は新しく出品している「小さなヒンメリ」と、
リトアニアの麦藁装飾「ソダス」をご紹介したいと思います。
小さなヒンメリ シリーズ
ヒンメリはフィンランドの伝統的な装飾で、元々は冬至の祭のために作られていました。
スウェーデン語で「天」を意味するhimmelが語源ともなっており、天井から吊るす装飾です。
なるほど、その幾何学的で神秘的な姿は、天を表すのにふさわしいと思います。
しかしそれはそれでとても魅力的なのですが、
一方で、私はもっと身近なヒンメリを作りたいという気持ちがありました。
本来のヒンメリは天井から吊るすのだけれども、
テーブルの上で揺れるヒンメリがあってもいいのではないか。
お茶を飲みながら楽しめる可愛いヒンメリがあったらいいな。
ということで、小さなハンギングスタンドに小さなヒンメリをセットしました。
高さ20㎝ほどです。
これならば、大きなヒンメリはうまく部屋に飾れるか心配という方や、
場所がないという方も、気軽に楽しんでいただけるのではないかと思います。
テーブルの隅や窓辺のちょっとしたスペースに…☺
もちろん影も美しいです。
影を楽しむことって、日常生活ではほぼないと思うんです。
でも、私は影ってとても大事な要素だと思います。
光と影はいつもセットですし、
影や闇があるから、光や色の世界がある。
私たちはついつい光や色への憧ればかりが強くなりがちで、
相方であるはずの影や闇をきちんと感じることが出来ないで過ごしてしまいます。
それはまるで自分の中にある哀しみや苦しみに蓋をして過ごしてしまうのと同じように…
だから、時にはじっくり影を見つめて味わってほしい。
それが麦藁装飾を作っている理由のひとつです。
リトアニアの麦藁装飾 ソダス
リトアニアって国、何かイメージありますか??
恥ずかしながら、ソダスを知るまで私は全くイメージ沸きませんでした😅
リトアニアは、フィンランドやスウェーデンの南にあるバルト海を挟んだ南側にある国です。
エストニア、ラトビアとともにバルト三国と呼ばれ、人口325万人の小さな国だそうです。
そのリトアニアにも、ヒンメリとよく似た麦藁装飾があります。
sodas(ソダス)と呼ばれるその装飾は、
結婚や出産などのお祝い事に際して作られたようです。
ソダスの意味は「庭」!
ヒンメリの「天」に比べて、凄く身近になっていますよね。
幾何学図形だけのヒンメリに対し、
ソダスは夫婦を模した麦藁の人形や、ストロースターのような星(太陽)、
鳥などが加えられて、幸せな庭を表現しています。
「天」の表現から、
「天」と「地」の間に生きる人間の「庭」へ。
私見ですが、北方で生まれたヒンメリが南のリトアニアに伝わって、
より人間界に近い表現に変化したのではないかと思っています。
そんなソダスの鳥を、小さなヒンメリにも取り入れています。
いつかリトアニアで実際に家庭で飾られているのを見てみたいです。
幸せを願って食卓の上に吊るされるソダス💕
素敵でしょうね❤
2019年も宜しくお願い致します✨
よい年をお迎えください😊