Forest Chimney~麦わら作家の家~

ストロースター、ヒンメリ、麦編みを製作、販売。オンライン教室では、作り方もお伝えしています。

麦わらのストロースターで華やかなスワッグに

こんばんは。

今日は昨日からの続きで、
麦わらのストロースターをクリスマスに向けて飾る方法のひとつを紹介したいと思います。

それは、横型のスワッグにスターを飾るスタイルです。


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ストロースターは、雪の結晶にも見えることから、
本っ当ーにクリスマス感を上げてくれます!(作ってる私が言うのもあれですが😆)


そして、この横型のスワッグにスターを下げるというのは、

こんなスワッグ見たことない!!

ですよね…


完全に、ストロースターを活かすためのスワッグですので😊

ストロースター自体が日本では知っている方の少ないものです。

麦わら作家として、ストロースターの美しさを愛でていただくには…と考えた結果、ひとつはこの形となりました。


こちらもおなじような形です。

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麦わらの特徴なのですが、
新しいものは白に近いベージュ色で、
経年によって段々と飴色に変わっていきますf:id:forest_chimney:20191115220724j:plain


仕入れた麦によるのですが、
新物は色味がクリーム色なので、
壁が白い場合は濃いめの色の布などを合わせた方が
ストロースターの見栄えがよいと思います✨




さて、ご紹介した横型のスワッグですが、
今季はお作りすることが出来ていません💦(紹介しておいてすみません!!!😨)

私としても是非気に入っていただける方にお届けしたいのですが、事情により、今季は見合わせました😭

麦わら作家としては、とにかくストロースターとその他麦わら装飾最優先で作業しており、なかなかその先に手がまわっておりません…



でも、グルーガンをお持ちの方もいらっしゃいますよね。💡
お持ちでない方はこういうのか↓、百均でもあるようですよ!
item.rakuten.co.jp





横型のスワッグベースは、
花材問屋大手のはなどんやアソシエさんで購入しました。
www.hanadonya.com


ベースがあれば、アレンジは楽しめる方もいらっしゃるかと思います。

ストロースターのご注文も承りますので、
よかったらチャレンジしてみてくださいね♪
www.creema.jp




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クリスマスに向けて麦わらのストロースターを楽しむアイデア

こんにちは。
今日は、クリスマスに麦わらのストロースターや
ストローウィービング(↓こんなのです)を楽しむアイデア
シェアしたいと思います✨

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11月のこの時期、段々と木々の葉も色づいて、
はらはらと舞い始めますね。

ツリーを出すにはちょっと早い?
でも、クリスマスに向けて何か飾りたい。

そんな気分の時は、枯れ枝を使ったディスプレイがお勧めです🎵

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紅葉狩りに行ったら、綺麗な葉を拾ってきて飾るのも素敵☺

数日で色が落ちるとは思いますが、
そのはかなさも含めて季節を感じるディスプレイです♪


最近では、LEDライトがとても安価に売っています。

銅線そのままでよければ、1000円ほどで買えることに驚きました👀


これをおうちのディスプレイに取り入れるのもいいですよね。


シルクの布の下に置いて、淡い光を楽しむのもオススメですし、

枝に巻き付けて小さなイルミネーションスペースにするのも素敵。

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今季出来なくても、来季は…と考えられるのも、
クリスマスのいいところだと思います😆


私のショップも見てみてくださいね☺
(今年は事情により若干品薄ですが💦)
https://www.creema.jp/creator/2208771/item/onsale 

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ストロースターのクリスマスカードとリース

先日書いたブログで、ストロースターのお話を紹介させていただきました。

そのお話を手軽に楽しんでいただきたいと思い、
早速クリスマスカードにしてみました。

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表には麦わらのストロースター。

裏には私の大好きなエルサベスコフの絵を使わせてもらいました✨

そして、内側にはストロースターの物語😊✨

クリスマスの夜、お話も一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。






さて、こちらも最近イベントに向けて作ったもの。
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ストロースターのクリスマスリースです。

今回はプリザーブドのグリーンを使ってみました。

ヒムロスギ、コノデヒバ、アンモビューム、オレガノ
そこに雪の結晶をイメージしたストロースターを加えています。


今年はフレッシュフラワーのリースの講習にも行って腕を磨いてきたいと思います!✏✂🌿🌿



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ストロースターって何?ストロースターの起源と物語

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製作したストロースターたち


こんにちは!

「ストロースター」をご存じの方はまだまだ少ないと思います。

それに、「ストロースター」を検索すると、プラスチックストローで作る星も出てきます。

この記事では、麦藁のストロースターについて、起源と素敵な物語を含めて解説したいと思います。

 

目次

 

1、ストロースターの起源はドイツ

 

ストロースターは、ドイツと北欧諸国で愛されてきた麦藁のクリスマスオーナメントです。

 

日本での稲わら細工と同じように、

ヨーロッパでも主食である小麦・ライ麦のわらは身近な素材であり、

なおかつ収穫への感謝を表す象徴でもありました。

 

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後で紹介する物語のように、始まりは素朴な手仕事です。

ヨーロッパ各地に麦藁細工の伝統があり、様々な美しい手仕事が生み出されています。

 

麦藁細工は、主に冬の娯楽としての手仕事でした。

家族皆で製作に当たり、帽子や靴、

あらゆる種類のアクセサリーを製作していました。

 

ストロースターはドイツ南部で伝統的に作られていたと言われています。

スカンジナビア諸国でも同様のストロースターが作られており、ヨーロッパ北部で広まったようです。

 

2、19世紀にクリスマスグッズとして定番化し、今では中国で生産

ストロースターが商業的ムーブメントとしての広がりを見せたのは、19世紀。

 

ドイツで麦藁帽子を夏の仕事として製作していた人々が、

冬の麦藁細工としてオーナメントを販売し始めました。

これが広がり、ドイツのクリスマスの定番となっていきました。

 

しかし近年では、中国で工業的に大量生産された麦藁オーナメントが世界中に出回るようになりました。

ドイツのお母さんたちが製作していた仕事が激減したとのことです😢

 

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3、細かく繊細に進化したストロースター

私が製作しているストロースターは

伝統的なストロースターから少し進化したもので、麦藁を縦に割いて作っています。

 

麦藁を組むための道具がドイツ製で、

1990年代にヨーロッパでメジャーになりました。

伝統的なものに比べてとても細かい幾何学的が楽しめます。

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ツリーに飾るとナチュラルだけど華やかに

 

 

 

慣れるのに多少の忍耐を必要とするかもしれませんが、

手仕事がお好きな方は下のキットをおすすめします。

私も主にこの枠を使って作品を作っています。

これさえ持っていれば、様々な形のストロースターを製作することができますよ♪

※ただ、何でもそうですが、簡単なものはすぐに作れるようになりますが、

複雑で美しいものは、たくさん作ってコツを掴まないとなりません。

自力では難しそうという方は、ワークショップなどでコツを掴んだり、

プロに任せて購入という手もありますよ。

 

↓私が最初にストロースターと出会ったメルヒェンさん。

他にも、ドイツのおもちゃを扱っているお店ではキットを置いているところがあります。

www.marchen-net.com

 

4、麦わらの星とクリスマスの関係

そしてこれは日本人があまり知らない感覚ですが、

麦わらとイエス・キリストには深い関係があるのです。

 

エスが馬小屋で生まれ、飼い葉桶の中で寝ていたという話は聞いたことがあるかと思います。

その飼い葉桶、つまりは餌を入れる箱ですが、

そこに敷かれていたのが麦藁でした。

 

考えてみれば、馬小屋ですので、わらが大量にあるわけです。

このわらの上ですやすやと寝ていた赤ちゃんのイエスに、たくさんの祝福と贈り物がされました。

有名な東方の三賢人の黄金、乳香、没薬もそうです。

 

 

さてそこに天使からイエスの誕生を知らされて駆けつけたのが羊飼いたちです。

そのなかに一人の少年がいました。

彼にまつわるストロースターのお話があり、素敵なのでドイツの伝承を翻訳してご紹介させていただきます。

 

 

 5、ストロースターの物語 (ドイツ伝承)

 

ーーーーーーーーー

小さな羊飼いの少年ナタナエルは、飼い葉桶の中で眠っている赤ちゃんのイエスへ贈り物をしたいと思いました。

 

しかし彼は幼い雇われ羊飼いで何かを買うお金も、プレゼントできるようなものも持っていませんでした。

 

 悲しくなったナタナエルは自分の小屋に帰り、いつものように藁の山にごろんと横になりました。

 

見上げると、夜空には神の御子の誕生を示す特別な星(ベツレヘムの星)が輝いています。

その時、彼は彼の手に藁が差し込まれていることに気づきました。

 

彼は愛と創作の力で、麦わらから星を生み出します。

 

こうして、天からもたらされたアイディアで、地上で創造された星が完成しました。

 

ナタナエルは、再び幼子の飼い葉桶のところへ行き、麦わらの星を贈りました。

 

麦わらの星は幼子を喜ばせ、静かに輝きました。

 

ーーーーーーー

 

 

ナタナエルという名前は、ヘブライ語で神の贈り物という意味だそうです。

 

この物語を知ると、ますますストロースターがいとおしく感じます。

 

何の変哲もない麦藁が、愛と創造の力で素敵な贈り物になること。

まさにストロースターの物語ですね☺

 

 

6、クリスマスツリーもドイツ発祥

 

ちなみにクリスマスツリーの起源もドイツと言われています。

 

16世紀にその始まりがあり、後に上流階級のプロテスタントで習慣となりました。

 

その後も19世紀まではドイツの文化と見なされていたクリスマスツリーですが、

貴族の間で人気を獲得し、各国の王室や伯爵によってツリーが作られるようになりました。

 

20世紀初頭には教会にも採用されるようになり、一般の人々に広まるようになっていきました。

 

クリスマスマーケットといい、ツリーやストロースターといい、

私達もワクワクするクリスマスの仕掛けは、ドイツで生まれていたのですね☺

 

ストロースターの物語、素敵ですよね☺

私のお客様にも知っていただけるよう、

何かリーフレットのようなものを作りたいなと思います。

 

 ***追記*** 2020.12.7

麦わら手しごと教室をオンラインで開講予定です。

noteというサービスを使って、ヒンメリやストロースターなどの作り方を動画でお伝えします。

全国どこにいても麦わらの手しごとが学べますし、動画を見て作っていただく形式なので、時間を気にすることなく気軽に始められます。

教室のサークルもnote上で設置予定です。生徒さん同士での交流や、作り方の質問なども受けつける予定です。


ご興味のある方は、私のnoteをフォローしてください(^^)

https://note.com/eri_nakajima






 

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スパイラル(回転)の話が面白い

ご無沙汰しております。いつもスターをつけてくださる方、ありがとうございます^^

 

毎日、騒がしく愛おしく大変な!?子育ての日々を送っています。

そのスキマ時間には少しづつ、秋冬に向けてストロースターを作っております。

 

今日は回転・スパイラルの話が面白くて、書いてみようと思います。

 

 

普段何気なく回している蛇口、

 

 

ドライバーで押し込むネジ、

 

 

小学一年生の息子が持って帰ってきたアサガオのツル、

 

 

イカ割りの時にぐるぐる回る子供…

 

 

これらの回転に、法則があるって知ってました?!

 

 

 

それは、このような法則です↓

 

・右回り(時計回り)=下降する

 

・左回り(反時計回り)=上昇する

 

 

蛇口を締めるのは右回り(下降)、

ドライバーでネジを締めるのも右回り(下降)、

 

アイススケートトリプルアクセルは左回り(上昇)、

バレエダンサーの回転は右回り(下降)。

 

 

そしたら、植物のツルはどうなってると思います?

こうなっていました。

 

アサガオのツル

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ヒルガオのツル

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これね、右回転か左回転かは見る視点で違ってしまうのですが、

植物から見て、あるいは植物自身がどう回転しているかを考えるほうがよいと思うんです。

そしたら、左回転してますよね。

左回転で上昇しています。

 

 

 

それから、

人間が回転するとき、右回りが自然なのだそうです。試しに家族で回転してみました(笑)

 

確かに、右回りがしっくりきます。回転の軸が安定するんです。

左回りだとフラフラしてしまいます。

(スイカ割りのときに試してみてください(笑))

 

 

 

このことは、あるブログで拝見して、衝撃を受けたものです。

(ちょっと個人的なことで、リンクは貼らずに申し訳ないのですが)

 

それ以来、色々な回転に興味を持って見ています。

 

自分の作品も振り返ってみました。

12個のスターを配置したこのスターヒンメリはこのような配列で、下から見ると左回転(上昇)です。製作段階で逆回転に作ったとき、しっくりこなかったことを覚えていますので、天井に吊るしたとき(下から見て)、上に昇るような感覚が働いたのかなと思います。

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これは下から上に向かって左回転(上昇)。実際、下から上に製作しています。

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このいわゆる「ネジ花」は、軸から見ると右回転で上がっています。

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アサガオのツルとは逆ですね!なぜでしょう…?!

うーん、法則が成り立たなくなってしまいます。見なかったことにしたい(笑)

もしかしたら、ツル植物のツルが回転するのと違う意味があるのかもしれません。

この植物は球根のようなものがありますので、そこから見たら、左回転とも言えます。

 

最後のは別にして(笑)、このようにちょっと周りを見回してみると面白い発見があります。

 

あなたはお米を研ぐとき、右回転ですか?左回転ですか?

😊

こそだ手仕事 と蜜蝋ラップ

ご無沙汰しましたが、

おかげさまで一月に無事出産いたしました😊

 

それから数ヶ月。。

長男小1、長女年少、次男0歳 の毎日は、ほんとにはちゃめちゃでございます。。。

 

そんな中でも、子育てしてるからこその手仕事もあるわけでして、、、

子供たちと一緒に手仕事したり、料理をしたりするのは幸せを感じる時間です💕

 

ご無沙汰の間の写真からご紹介👀

 

数年前にサンタクロースの国からやってきた、小人のスティ君👕👟

次男と並べてみるとちょうどぴったりサイズ!

 

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長男が夢中で作ったY字リリアン!ものすごく集中していました。

こういうことをして手先をたくさん使って欲しいな~と思っています。

 

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単純な織り機(ドイツ ニック社のイネス)をサンタさんからもらいました。

結構長男にとっても楽しいみたいで、時々思い出しては集中して取り組んでいます。

 

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蜜蝋ラップ。エコラップとして最近見かけることが多くなりました。

普通のラップを使い捨てるより、見た目も可愛く、心も温かくなります💗👌

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蜜蝋とホホバオイルを湯煎で溶かして、布に浸み込ませて作ります。

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(ご興味のある方は、検索するとたくさんレシピが出てきますよ~)

今回は入れなかったのですが、植物樹脂を入れると、お皿にくっつくようになるそうです。

樹脂入れないバージョンはくっつかないので、サンドイッチやおにぎりを包んだりするのに向いてると思います

(私はお皿にのっけて、ビニールラップ無し生活を始めてみてます)

 

 

ベランダに咲いたスイートピー🌱🌱🌹🌹

皆で蒔いた種が大きくなりました☀

 

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またぼちぼち更新しに来ます😊👋

 

小さなヒンメリとリトアニアの麦藁装飾ソダス

久々の更新になってしまいました💦

今日で2018年も最後!
今年はcreemaへの出店でたくさんの方に作品をご覧いただき、
心温まるお取引をさせていただき、ありがとうございました。
来年も私が出来ることをコツコツと続けていきたいと思いますので、
どうぞ宜しくお願い致します✨


今日は新しく出品している「小さなヒンメリ」と、
リトアニアの麦藁装飾「ソダス」をご紹介したいと思います。


 

小さなヒンメリ シリーズ

ヒンメリはフィンランドの伝統的な装飾で、元々は冬至の祭のために作られていました。
スウェーデン語で「天」を意味するhimmelが語源ともなっており、天井から吊るす装飾です。
なるほど、その幾何学的で神秘的な姿は、天を表すのにふさわしいと思います。

しかしそれはそれでとても魅力的なのですが、
一方で、私はもっと身近なヒンメリを作りたいという気持ちがありました。

本来のヒンメリは天井から吊るすのだけれども、
テーブルの上で揺れるヒンメリがあってもいいのではないか。
お茶を飲みながら楽しめる可愛いヒンメリがあったらいいな。

ということで、小さなハンギングスタンドに小さなヒンメリをセットしました。
高さ20㎝ほどです。

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これならば、大きなヒンメリはうまく部屋に飾れるか心配という方や、
場所がないという方も、気軽に楽しんでいただけるのではないかと思います。

テーブルの隅や窓辺のちょっとしたスペースに…☺

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もちろん影も美しいです。
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影を楽しむことって、日常生活ではほぼないと思うんです。
でも、私は影ってとても大事な要素だと思います。

光と影はいつもセットですし、
影や闇があるから、光や色の世界がある。

私たちはついつい光や色への憧ればかりが強くなりがちで、
相方であるはずの影や闇をきちんと感じることが出来ないで過ごしてしまいます。

それはまるで自分の中にある哀しみや苦しみに蓋をして過ごしてしまうのと同じように…

だから、時にはじっくり影を見つめて味わってほしい。
それが麦藁装飾を作っている理由のひとつです。


リトアニアの麦藁装飾 ソダス

リトアニアって国、何かイメージありますか??
恥ずかしながら、ソダスを知るまで私は全くイメージ沸きませんでした😅

リトアニアは、フィンランドスウェーデンの南にあるバルト海を挟んだ南側にある国です。
エストニアラトビアとともにバルト三国と呼ばれ、人口325万人の小さな国だそうです。

そのリトアニアにも、ヒンメリとよく似た麦藁装飾があります。
sodas(ソダス)と呼ばれるその装飾は、
結婚や出産などのお祝い事に際して作られたようです。

ソダスの意味は「庭」!
ヒンメリの「天」に比べて、凄く身近になっていますよね。

幾何学図形だけのヒンメリに対し、
ソダスは夫婦を模した麦藁の人形や、ストロースターのような星(太陽)、
鳥などが加えられて、幸せな庭を表現しています。

「天」の表現から、
「天」と「地」の間に生きる人間の「庭」へ。

私見ですが、北方で生まれたヒンメリが南のリトアニアに伝わって、
より人間界に近い表現に変化したのではないかと思っています。

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ソダス展のポスター 中央に夫婦像、下に鳥たち、上に太陽

そんなソダスの鳥を、小さなヒンメリにも取り入れています。

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羽ばたく姿が愛らしい
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小さなヒンメリ(sodas)

いつかリトアニアで実際に家庭で飾られているのを見てみたいです。
幸せを願って食卓の上に吊るされるソダス💕
素敵でしょうね❤

2019年も宜しくお願い致します✨
よい年をお迎えください😊